【用語】
このサイトに出てくる「乳がん」に関する用語を簡単に説明します。詳しく知りたい方は関連サイト等を参考にしてください。
【腹帯とT字帯】:手術が終わったら意識が戻る前に、胸に腹帯、下着の代わりにT
字帯を着けられています。腹帯は傷口保護とドレーンがずれない
様にするためのもので、「腹巻き」の様なもの(マジックテープ
で調整します)。病院によっては「胸帯」が提供されます
(胸帯提供の方が多いかも)。
T字帯は尿管カテーテルを着けられているため下着の替わり。
尿管カテーテルが外れると下着に着替えられます。
【ドレーンバッグ】:手術後、排液を貯める縦横10cm程度のバッグ。1日の排液
が少なくなったら外してもらえます。
【硬膜外麻酔】:局部麻酔。術後2日間ほどの痛みを軽減するもの。背中から0.5
mm程の細いチューブが入り、このチューブから麻酔薬を入れま
す。
【色素法センチネルリンパ節生検】:リンパ節に転移があるか術前に調べるものでリ
ンパ節廓清の有無が変わってきます。青い色素
をがん細胞近くから入れ、センチネル(見張り
番という意味)リンパ節(腋のリンパの中で一
番始めにがん細胞が転移する場所)に転移の有
無により色素が変化します。転移なしの場合は
廓清なし。
【術中迅速診】:手術中に切除した細胞を病理組織診断にかけること。
【浸潤性乳管がん(乳頭腺管がん)】:乳管を破ってがん細胞が広がっている状
態。私の場合、右のがん細胞(名付けて
「アンパンがん」)と左のごく一部分の細胞
がこれにあたります。
がん細胞がある程度の大きさになると
エコー、マンモグラフィ等ですぐに「がん
細胞」だとわかるものです。
【非浸潤性乳管がん】:乳管内にとどまっているがん細胞で、比較的おとなしい
がん細胞です。私の場合、左のがん細胞です。
【Class】:細胞ががんかどうかの等級。がんの進行ではありません。
ClassI 良性
ClassII 良性
ClassIII おそらく良性でしょう
ClassIV がんの疑いあり
ClassV がんに間違いないでしょう
【核異型度】:がん細胞の顔つき。3段階に分けられます
G1 おとなしいがん細胞 (悪性度が低い)
G2 中間
G3 悪性度が高い
【がんStage】:がんの進行程度。0期から4期まで7段階に分かれています。
ステージによって手術や治療の方法が変わります。
0期 非浸潤性乳管がん、非浸潤性小葉がん
I期 しこりの大きさが2cm以下の浸潤性がん、リンパ節への転移なし
IIa期 しこりの大きさが2〜5cmで、リンパ節への転移なし。
または、しこりの大きさ2cm以下でリンパ節への転移あり
IIb期 しこりの大きさが5cm以上で、リンパ節への転移なし。
または、しこりの大きさが2〜5cmでリンパ節への転移あり
IIIa期 しこり5cm以上でリンパ節への転移あり。
または、しこりの大きさに関わらず、癒合したリンパ節転移がある場合
IIIb期 しこりが皮膚や筋肉に浸潤している場合。
または、内胸リンパ節に転移を認める場合
IV期 遠隔転移がある場合
【エストロゲンレセプター(ER)】:女性ホルモン(エストロゲン)に影響されや
すいかどうかの基準。プラスの場合はホルモ
ン治療が効果的。
【プロゲステロンレセプター(PgR)】:女性ホルモン(プロゲステロン)に影響
されやすいかどうかの基準。プラスの場合
はホルモン治療が効果的。
【Herceptest score】:HER2スクリーニングのこと。HER2とは増殖に必要な情報を
細胞の外から細胞の中に取り込む働きをしています。
HER2の数値が高いほどがん細胞はたくさん情報を取り込み
増殖します。
【入院グッズ】入院約2週間として(太字は必需品です)
洗面用具(フェイスタオル、洗顔石けん、ターバンなど)
歯磨きセット、バスタオル2枚(1枚は術後ベッドに敷かれました)
お風呂セット(ボディソープ、シャンプー、身体洗い用タオルなど)
お箸(スプーン・フォーク)
コップまたはお湯呑み茶碗(食事用)
コップと曲がるストロー(手術後、口をうがいする時に使うもの。
「吸い口」という専用のものでなくても、この2つで代用)
下着(両胸全摘の場合、前開きシャツがあれば腹帯がとれた時に便利)
靴下(スリッパを履いているけど以外にも足が汚れます)
パジャマ(前開きのものを指定されました)
基礎化粧品(化粧水、乳液、リップクリーム等です。病院内は思ったより乾燥して
います)
鏡、ドライヤー(貸してくれる病院もあります)
髪留めゴム(長い髪の方はぜひ。手術の時、2つに結ぶと便利)
水のいらないシャンプー(手術後しばらくはシャワーもできないので、頭をサッパ
リしたい時に便利です)
洗剤(コインランドリーがある病院では必需品)
ドーナツ座布団(術後は24時間程ほぼ寝たきり状態なので床ずれを防ぐため)
綿棒(耳そうじやチョットした事に重宝)
缶や箱(入院中に処方されるお薬入れに)
昆布や佃煮等のごはんの友(病院食はこれがなきゃ!)
美味しいもの(おやつも禁止ではないので、好きなものを食べましょう!)
クリアファイルまたはクリアホルダー(いろんな資料を渡される場合があります)
ノート(その日の出来事やお見舞いリスト等気がついた事を書くのに便利)
暇つぶし道具(手術2日後からは動けるのでリハビリ時間以外はヒマになります。
パズル、本等。私はビーズセットを持ち込みました)
高額医療費認定書(ぜひ取得されておくと良いと思います)
【高額医療費請求】(保険が国民健康保険の場合)
高額医療費請求とは、同じ病院や診療所で支払った1ケ月の医療費が、80,100円を越える場合には、その額が手続きをすれば戻ってくるという制度です。
平成19年4月から、70歳未満の方は国民健康保険証と限度額適用認定証を提示すると医療機関での支払いが自己負担限度額までとなります。
認定証の交付には、申請が必要になります。事前に認定証を入手しておくと便利です。
【申請から発行まで】
1 病院に入院が決定、もしくは高額な支払いになることが予想される。
2 市町村の国民健康保険課に、限度額適用認定証の交付申請を行う。(当事者の
健康保険証と世帯主の保険証、印鑑等を持参します)
3 その場で限度額適用認定証の交付が受けられます。(自治体によっては混んで
いると時間がかかることも)
4 限度額適用認定証を医療機関へ提示します。
ただし、差額ベッド代や食事負担金は自費(対象外)です。
【入院部屋】
入院する時には、個室に入るか4〜6人部屋に入るか選択肢がありますが、私は迷わず4〜6人部屋を選びました。
生まれて初めての入院生活だったことと、手術まで3日間の猶予があったことを考えると、個室に入院して3日間を1人で過ごす勇気もなくまた2週間もの入院生活を1人で耐えることもできない様な気もしていました。
たまたま最初、同室になった方々は場所は違っていましたが同じ「がん患者」で入退院を繰り返している方々だったので、この先に体験する事や病院内の事などをいろいろ教えてもらえたし励まされもしました。
また、私が入った病室は入退院のローテーションが比較的早い方が多かったので、いろいろな方と知り合いにもなれました。(入院した病棟は担当科によってフロアが分けられていて、同じフロアでも「がん患者」さんもいれば一般の婦人科の患者さんや外科の患者さんもいました。)
入院生活を少しでも楽しい方向にもっていく事が、1人で落ち込んだり、悩んだりせずに済む1つの方法だと思います。